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概要

月刊ぷらざ 2018年6月号

【取材協力】 大分市保健所 健康課 健康づくり担当班 (097)536-2517(代表) 所>荷場町6-115歯を失う原因 歯を失う原因として最も多いのが歯周病です。 歯周病とは? 歯周病は歯周病菌による感染症です。歯周病菌が歯ぐきに侵入して炎症を起こし、歯を支えている歯ぐきや骨などが壊れていく病気です。痛みなどの自覚症状がほとんどないので、自分で気づかないうちに歯周病にかかっている人が多く、30歳代で歯周病にかかっている人は約80%にもなります(30?44歳85%・45?64歳93%・65歳以上95%)。歯周病が進行すると歯肉が赤く大きく腫れ、歯がぐらついてくるなどの症状が起こり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。歯の健康をおびやかす歯垢(プラーク)爪や楊枝などで歯の表面をこすると、軟らかく白いものが付くことがあります。これが歯垢(プラーク)で、わずか1㎎ 中に1億個以上の虫歯菌や歯周病菌が棲み付く、まさに「悪玉菌の温床」です。この歯垢が菌ごと石灰化したものが歯石で、一度できると歯みがきでは取れず、表面がざらつくためにさらに歯垢がたまりやすくなってしまいます。歯周病は万病の元! 歯周病菌は、歯ぐきの炎症部位の毛細血管から血液中に入り込みます。血液の流れにのって全身の臓器や血管壁にたどり着き、そこで病気を引き起こしたり、悪化させたりすることがあります。例えば、糖尿病…歯周病によってインスリンが効きにくくなり、糖尿病が悪化します。糖尿病が悪化すると歯周病にかかりやすくなるなど、互いに悪影響。脳梗塞・血管性認知症…歯周病菌が動脈硬化を悪化させます。低体重児出産・早産…歯周病による炎症物質が早期に子宮を収縮させて早産を招く可能性も。健康な歯と口のための生活習慣 歯周病やむし歯など、歯と口の病気には生活習慣も大きく影響しています。しっかりと歯みがきをしていても、乱れた生活習慣を続けていると、歯と口の健康は維持できません。歯と口を守る生活習慣を今からはじめましょう。①よくかんでだ液を出す だ液が十分に分泌されるのは、かみはじめてから30秒後(ひと口30回が目安)。だ液のパワーを最大限に活用しましょう。  ②決まった時間に栄養バランスのよい食事を  不規則なだらだら食べは、むし歯や歯周病の原因となります。食事時間を決め、間食や寝る前の食事は控え、栄養バランスのとれた食事で歯と心身の健康を保ちましょう。ビタミン・ミネラルを多く含む食品例③たばこをやめる たばこは、歯ぐきの組織を傷め、血流を妨げ、免疫機能を弱めます。全身の健康に悪影響があることが明らかですので、ぜひ禁煙しましょう。④疲労やストレスをためない 疲労やストレスは免疫力だけでなく、だ液の分泌量も低下させてしまいます。質のよい睡眠や運動で疲労・ストレスを解消し、免疫力を回復させましょう。⑤歯みがきは毎食後+寝る前 食べたら歯みがきをする習慣をつけましょう。また、睡眠中はだ液の分泌が少なくなり、自浄・殺菌作用が低下するため細菌が繁殖しやすい状態になります。寝る前は特に丁寧にみがきましょう。⑥定期的に歯科健診を受ける 歯と口の健康を維持するため、またトラブルを早期に見つけて治療し、全身の健康を守るために、定期的に歯科健診を受けましょう。成人の歯は全部で28本(親知らずを除いて)。80歳で20本歯があれば大体のものがおいしく食べることができることから『8020運動(80歳で20本歯を残そう)』が推進されています。そのためには、60歳で24本歯を残すことが大切といわれているのですが、約45%の人しか達成できていないのが現状です。歯は、毎日きちんとケアしなければ失うことになり、全身の健康に大きな影響が及びます。そうならないためには、早いうちから、歯と口のケアに取り組むことが大切です。目線MESEN資料:8020推進財団「永久歯の抜歯   原因調査報告書」(平成17年)J:COMホルトホール大分会場6/3(日)12:30~16:00稙田市民行政センター会場6/3(日)12:00~16:00検診受診時に40・50・60・70歳の方無料歯科検診、相談、ブラッシング指導、血糖測定(希望者)(097)536-2517大分市保健所健康課中央保健センター6月15日(金曜日) 東部保健福祉センター3階7月17日(火曜日) 大分市保健所3階(両日とも9:30~11:30受付)日  程申込方法内  容料  金対  象矯正※1.2%きょうせい※治療のために 歯を抜く場合歯周病41.7%う蝕(むし歯)32.3%破折11.4%はせつしょくその他12.5%無効・無回答0.9%6/4~6/10は「歯と口の健康週間」です歯と口の健康づくりはじめませんか?だ液の効用・歯や口の汚れを洗い流す・口の中を殺菌する・歯のエナメル質を修復する・消化を助ける・粘膜を保護する・活性酸素を除去する鮭、さんま、しらす干し、きのこ類などビタミンD青菜、ブロッコリー芽キャベツ、ピーマンなどビタミンCカルシウム小松菜、小魚チーズなど歯周病検診歯の健康ひろば参加無料要予約歯の健診や歯みがき指導などが行われます。健康な状態の歯肉(歯茎)は、ピンク色で引き締まって弾力があります。歯肉の炎症が拡大し、歯と歯肉の間の溝が深くなり(歯周ポケット)、歯の周りの骨が溶け始めます。歯垢(プラーク)や歯石がさらに付着して、炎症も広がり、歯周ポケットが深くなります。骨が少なくなり、膿みがでることもあります。歯も大きく揺れてきます。歯の周りの組織の破壊がさらに進み、歯を支える力がかなり低下。①健康な状態②歯肉炎歯周病のはじまり。歯と歯肉の境目のところが赤く腫れて出血する状態が歯肉炎で、放置すると歯周炎に進行します。歯垢(プラーク)、歯石が原因です。※歯肉炎と歯周炎を合わせて「歯周病」といいます。③歯周炎(軽度)④歯周炎(中等度)⑤歯周病(重度)歯肉歯槽骨