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概要

月刊ぷらざ 2018年7月号

一人ひとりとゆっくり関わりながら心通わせるパン教室この人に聞きたいあなたの周りの「輝く人」を教えてください!! 巻末のアンケートハガキに記入の上、お送り下さい。 「あえて、発達に遅れや障がいのある子のパン教室としました」と取材をした日は第1回発達に遅れや障がいのある子のパン教室。「最初は悩みましたが、同じ境遇のママ同士の繋がりができ、ここでしか話せない悩みを打ち明ける場としても、この形をとってよかったと思っています」と穏やかな笑顔で話してくれたのは親子パン教室mir代表の中川望さん。第1回おおいたスタートアップウーマンアワードにてグランプリを受賞。その際、サポート企業となった株式会社ザイナスによる全面バックアップのもとキッチンスタジオが新設され、このパン教室が開催された。中川さんが掲げるビジネスプランは「発達を促し、個性を活かす 障がいを持つ子どもの未来をつくる親子パン教室」。日本福祉大学卒業後、医療ソーシャルワーカーとして病院勤務、結婚を機に退職し障がいを持つ子どものいる施設で出張パン教室を行い、宇佐に拠点を移してからは自宅を教室に。「パンの作り方を教えるだけでなく、訓練的効果・想像力・自己肯定感を提供し、さらにパン作りを学んだ子どもをその後パン講師として採用することを想定して、障がい者雇用や自立の促進も目指しています。障がい者と健常者の相互理解を深め、全ての人が生きやすい世の中を作っていくことにチャレンジしていきたいです」。この思いと可能性が多くの審査員の心を動かし、グランプリ受賞となった。 「福祉の勉強をしていく中で障がい者と触れ合う機会があり、その子どもが見せてくれた可能性や成長に感動しました。私にとっては障がい者と過ごすのは当たり前のことに思えても、社会の現状はなかなか難しいと感じています。少しでも私にできることはないかな…と障がいのない子もある子も一緒に楽しめるパン教室を始めました」と熱い思いを口にする。ではなぜパン教室なのか…?「パンを捏ねるときの子どものキラキラした表情が素敵なんです。それまで緊張していた子どもも夢中になって満面の笑みを見せてくれます。形を作る時の真剣な顔、焼きあがるまでのわくわく感が隠せない姿、出来上がったときのわぁ?という歓声…全ての行程において健常者や障がい者という壁はありません。作る楽しさ、作り上げる素晴らしさを体感してもらいながらこれから社会に踏み出す力になれればと思っています」。 だが、なかなか中川さんの思い通りに行かないこともあるのだという。「障がいがあっても大丈夫なパン教室と言っても、他のお子さんに迷惑をかけてしまうから…、どんな目で見られるのか不安…という理由からストップがかけられてしまうんです」。そんな時、発達障がいの塾〝marble(マーブル)?と出会い、津田塾長の子どもとの接し方に衝撃をうける。すぐに悩みを打ち明けると、障がい者の目線に立ったパン作りの進め方を教えてくださったのだとか。取材当日も津田塾長のアドバイスが随所に。事前に参加者へのアンケートを行い、どんなことが得意か、どんなことを嫌がるのかなど子どものことを細かく分析し、その情報を元にそれぞれに合わせた接し方をすることで、落ち着き、集中することができるのだという。 子どもたちに見せる優しさあふれる笑顔の中に力強さを感じるのは、理解者からの支援や同じ思いを持つ人との出会いがあったからこそ得ることができた自信からなのだろう。【取材協力】親子パン教室mir (みーる) a080-3186-4039 ehttps://ameblo.jp/kodomonochallenge     複合スペース marble(マーブル) a097-578-7622  ehttps://www.facebook.com/marble.oita/大分県初の女性企業家向けビジネスアイデアコンテスト、第1回 おおいたスタートアップウーマンアワード~ビジネスアイデア・想いを形に~にてグランプリを受賞。現在宇佐を拠点に親子パン教室mirを主宰。親子パン教室mir 代表 中川 望さん!コレジオ大分6Fに新設されたキッチンスタジオ。中川さんの主宰する親子パン教室をはじめ、料理教室やセミナーなどに開放している。ママと一緒にパンを作る喜び。愛情をいっぱい感じる時間に、子どもたちもママたちも幸せな空気に包まれていました。「楽し~♪」パンをコネコネしながらたくさんの“たのしい”が飛び交います。どんなパンができるのかワクワクドキドキ。「オーケストラみたいだった」そんな声があったという第1回発達に遅れや障がいのある子のパン教室。ママ同士、子ども同士の温かい調和が生まれ、笑顔いっぱいの時間。14