テメェのことはテメェで…

by 飛びっちょ勘太郎 2013年6月28日

『「コニカⅢA型?」について何かご存じの方いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。』とは言ったものの、「自分のことは自分で…」とのお袋の教え通り、このカメラについていろいろ調べようと思ったら、ネット上で親切に教えてくれている方がおられた。詳しいことはそちらを見ていただくとして、このカメラは1958年製であることが分かった。つまり、私が3歳の頃。ということは、お袋が言っていた「私の花嫁資金で買ってあげた」という証言は、随分怪しいということになる。まあ、お袋のそこら辺のいい加減さというのは今に始まったことではないので、さらっと聞き流し、深く追及はしないが、akahigeさんやnobrin-7さんのブログにあるカメラとは、レンズ(私のは50ミリf1.8)が違うようだし、シャッターの形状もnobrin-7さんの物とは微妙に違うので、ひょっとしたら別バージョンⅢAだったりして..。と、興味がわいてきたので、さらに調べを進めてみようかと。で、見つけました。「カメラ修理人の徒然草」なるブログ。店主様によると、確かにレンズ違いで2バージョン、48ミリf2バージョンと50ミリf1.8バージョンがあったようで、当時の発売価格まで教えてくれていて、48ミリが¥34,900、50ミリは¥37,000とのこと。さすが親父は高いほうを選んだのか、田舎にはこちらしかなかったのか、今となっては真実は闇の中ではあるが、昭和33年の¥37,000が、当時相当貧乏していた親父、お袋にとっていかに大金であったかは、火を見るより明らかで、確かにお袋の花嫁資金にでも手を付けない限り絶対買えないような代物であったことは間違いなく、若かった当時の二人が大枚叩いてこのカメラを買った日のことを思うと、我ながらとても幸せに感じるのであります。

父と母・・・ ワイルドだろ?

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