JJに尻を叩かれ、表面上は嫌々を装いつつ、カメラの話を始めたい。カメラの話というよりも、カメラに纏わる話というべきか。
小学校2年生の時に、別にねだったわけではなく、突然親父がカメラを買い与えてくれた。当時、1,200円であったと記憶している。その頃の小学生(しかも超田舎の...)にとっては高価すぎるおもちゃだった。
残念ながら、遠い昔に手元から消えて、何というメーカーの何というカメラだったのか、全く不明である。が、次の新しいカメラを買ってもらう小学校5年生まで、そのカメラを愛用し、どこへ行くにも持ち歩いては、拙い写真を撮っていた。確か、12枚撮りのモノクロフィルムで撮影し、歩きで20分位離れた吉田写真館へ持ち込んでは、写真館の親爺さん(先生?)に現像してもらっていた。先生はいろいろと親切に教えてくれた。所謂私の「カメラマン人生のスタート」ってやつですか?