親父の形見

by 飛びっちょ勘太郎 2013年6月23日

私の親父もああ見えて結構カメラは好きだったのではないかと思う。というのは、前回お話ししたように、小学校2年生の息子に、頼まれもしないのにカメラを買い与えてくれたり、5年生になった時には、(この時には、結構お願いもしたが...)小学生にはもったいないような立派なカメラを買ってくれた。このカメラの話はまた別の機会にでもするとして、今日ご紹介するカメラは、私が生まれる前から親父が愛用していた「コニカのⅢA型?」というカメラだ。

コニカⅢA型

コニカⅢA型

当時親父は地方紙の記者をしていて、(地方紙といっても、熊本日日新聞や大分合同新聞のような立派なものを想像してもらっては困る)取材用に良いカメラが欲しかったらしいが、金がないので長年辛抱していたようだ。見かねた私のお袋が、花嫁資金の一部を取り崩して購入し、親父にプレゼントしてくれたものらしい。記憶によると、私が中学生くらいの時には壊れてしまっていて使い物にならなかったが(因みに、ファインダーの接眼窓には罅が入り、レンズは黴びていた)、まだ結婚前のお袋が親父のために嫁入り資金を流用して買ってくれたカメラで、当時24~5歳だった親父が一生懸命仕事していたと思うと、なかなか捨てる気にもなれず、以来四十数年間、私が大切に保管してきた。このカメラが当時いくら位したのか、どれ位のグレードのカメラだったのか、全く知らないが、いずれにしても、当時の二人にとっては、とても高価なものだったに違いない。二人共亡くなってしまった今となっては、「二人の形見」と言ってもいいくらい、私にとってはかけがえのない、大切な大切な宝物なのだ。「コニカⅢA型?」について何かご存じの方いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

コニカⅢA型

コニカⅢA型

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