‘CAMERA’ タグのついている投稿

芸は身を助ける?

| by 飛びっちょ勘太郎 2013年9月27日

「α9000」で第2のカメラマン人生をスタートさせた私であったが、6年を経ても写真技術は一向に向上せず、無為なカメラマン人生を送っていた。仕事柄プロのカメラマンさんとの交流も多く、元来研究熱心な私は、いろいろなことを貪欲に学び取ろうとする姿勢だけは大いに発揮しつつも、なかなか結果を残せずにいた。それでも努力の結果、実績は伴わずとも、一端に知識だけは蓄積していき、加えて、元来備わっている印刷の知識が融合し、次第に「口だけ達者なカメラマン」が出来上がりつつあった。これは、印刷・出版業界の末席を汚す私としては、時に商売上、この上もないメリットを生むことがあった。「手振れ」や「露出」、「被写界深度」もこの頃学んだ。知識が増えると、さすがに撮れる写真も微妙に以前とは変わっていった。少しはましな写真が撮れる確率も微妙に上がり、経済的にも随分助かった。当時はまだデジカメは一般的ではなく、当然私もフィルムを使っていたので、確率が上がったことでフィルム代も現像代もぐんと節約できるようになった。それにも増して私を喜ばせたのは、カメラマンさんに支払う撮影代の節約が可能になったことであった。当時、印刷物を制作する際に必要な写真は、クライアント様から支給される以外は、必ずプロのカメラマンさんにお願いしていた。この費用が半端ではなく、時に撮影代、ン十万円、印刷代、8万円なんてこともあり、まるでカメラマンさんのために営業しているようだと揶揄されることも度々であった。そこで、この現状を打破するために私は決心した。「自分で撮ろう」と。人物や動き物はさすがに無理があるので、端から除外した。さらに、ライティングが必要と思われる物は、機材もノウハウもないのでパスした。マクロレンズは持ってないので、その類もNO。つまり「自然光で撮れる静止物」に限定した。ありがたいことに、その頃私が扱う物件のうち9割近くはこの範疇に属した。これまで、1点2~3万円も要していた撮影代が、1点に対し仮に36枚撮りフィルム1本費やしたとしても、現像代込みで1,500円で収まるようになった。フィルム1本で製品2点撮れれば、1点あたり750円。3点撮れれば、1点当たり500円であった。これは画期的出来事であった。しかも大抵の場合、カメラマンさんからは、撮影料+出張費まで請求されていたので、この差は想像を絶するものであった。「写真を5点程ものにすれば、レンズ1本タダ」くらいの勢いで、私の機材への投資欲は徐々に高まり、やがて終わりのないレンズ沼、ボディ沼へと身を沈めていくことなど、この時の私は知る由もなかった。(つづく)

本日の教訓:皆さん、手振れ防止には三脚を使いましょう。特に静止物には効果絶大。知らず知らずのうちに、フレーミングも慎重になります。

*自分で撮影した写真を使って制作させていただいた印刷物の一部。福岡、小国、八女、菊池、矢部の通潤橋、南関町、菊水町(現和水町)、宮崎、阿蘇的石、甲佐、耶馬溪、山鹿、等々、現場は各所に渡り、通常、出張費だけでも莫大な金額になるところをおおいに節約して、クライアント様にも大変喜んでいただいた。

*自分で撮影した写真を使って制作させていただいた印刷物の一部。福岡、小国、八女、菊池、矢部の通潤橋、南関町、菊水町(現和水町)、宮崎、阿蘇的石、甲佐、耶馬溪、山鹿、等々、現場は各所に渡り、通常、出張費だけでも莫大な金額になるところをおおいに節約して、クライアント様にも大変喜んでいただいた。

第66回全国高等学校バスケットボール選手権大会

CAMERA, JJ | by JJ 2013年7月31日

バスケのインターハイベスト8が決まる試合を取材してきました。写真は福大大濠8番の選手(U-16日本代表メンバー)。

福大大濠8番の選手(U-16日本代表)

福大大濠8番の選手(U-16日本代表)

U-16の選手でも控えなんだなぁと思いながらこの日一番の盛り上がりを見せた、福岡大学附属大濠(福岡) vs 帝京長岡(新潟)の試合を撮影。大濠13番の選手が神がかり的なシュートを連発して決め、結果77-71で大濠の勝利でしたが本当にすばらしい白熱した試合でした。
室内での撮影は思ったより暗く、F2.8のレンズであってもISOを1,000〜に上げないとシャッタースピードがかせげず、上位機種のカメラではないので、ノイズをとるか動きの無いシーンをとるかになってしまい苦戦しましたw  「いやいや、腕が悪いのでしょう」との突っ込みが世の中のカメラマンより来そうなので・・・、ここで“ぼやき”はおしまーい!

リコーオートハーフS

| by 飛びっちょ勘太郎 2013年7月1日

親父がコニカⅢAをいつ頃まで使っていたのかは定かではないが、私が小学校3年生位と思しき写真に、皮ケースに入ったコニカⅢAが確と写っているので、その頃までは間違いなく現役で活躍していたと見られる。しかし、コニカⅢAがテーブルに置いてあるということは、この写真を撮った別のカメラが存在するということで、ひょっとしてそれは、私の初代愛機で写されたものではないかと。一体誰が?弟?いや、彼は今でもこんなに上手くは撮れない。親父だったら自分の愛機を使うのではないか?この場所が一体何処で、誰と何をしに行った時のものなのか?う~ん、写真ってなかなか面白い。

この椅子とテーブルはまるで記憶にない。おそらく家族でどこかに出かけた時のものではないかと。

この椅子とテーブルはまるで記憶にない。おそらく家族でどこかに出かけた時のものではないかと。

小学校5年生になったか、4年生の終わり頃か、親父にねだって新しいカメラを買ってもらった。どこへ行くにもカメラをぶら下げているし、結構それなりに撮れるようになったというありがたいご評価を、親父様からいただけた賜であった。2代目の愛機は「リコーオートハーフ」という機種だった。その名の通りハーフ判であるので、フィルムが倍の枚数撮れる点が、小遣いの少ない自分にとってはこの上なくありがたいものであった。勿論、どうして12枚巻のフィルムで倍の24枚撮れるのか、その真相を突き止めようという野心はさらさら持ち合わせず、只々、倍撮れるということにひたすら感謝する大変素直ないい子であった。さらに、このカメラの特筆すべき点は、自動巻き上げという画期的メカニズムを携えた点にあった。初代愛機は、巻き上げをうっかり忘れた時でも、何の問題もなく写真が写るという代物で、二重写し、三重写しの作品を平気で量産し、フィルムを無駄にしていた。この無駄を撲滅し、尚且つフィルム代半額という快挙をやってのけた「リコー」というメーカー名は「技術のリコー」として、その後永く私の胸に刻まれることとなり、その後の一定期間、私のカメラ選びに大きく影響することとなる。

「リコーオートハーフSE」実はこのカメラ、真の2代目(S)ではなく、10年程前に中古カメラ店@新橋で見つけ、懐かしさのあまり購入したもの(SE)。真の2代目もまた初代愛機同様行方不明となってしまっている。(ゴメンナサイ)

「リコーオートハーフSE」実はこのカメラ、真の2代目(S)ではなく、10年程前に中古カメラ店@新橋で見つけ、懐かしさのあまり購入したもの(SE)。真の2代目もまた初代愛機同様行方不明となってしまっている。(ゴメンナサイ)

ところで、このオートワインダーはどうもゼンマイを動力としていたらしく、カメラの底についた丸いノブを時折ぐりぐりと回してあげる必要があった。つまり、夜店でよく目にしていたシンバルをぶつけ続けるお猿さんと同じようなもので、それが当時カメラとして画期的だったのか、すでに一般的なものであったのかはよく知らないが、とにかく小学校5年生の自分としては、後のα-7000(一眼レフ初のオートフォーカス実用機)誕生に匹敵するほどの衝撃であり、当然そこいら中に見せびらかして回ることとなった。

小学5年生の夏休み 2代目愛機「リコーオートハーフS」による撮影。広島市民球場 巨人vs 広島東洋カープ 試合開始前の練習風景。 この頃私が撮った写真はハーフ判のため全て縦位置。カメラを横に構えるという知恵がなかった。

小学5年生の夏休み 2代目愛機「リコーオートハーフS」による撮影。広島市民球場 巨人vs 広島東洋カープ 試合開始前の練習風景。 この頃私が撮った写真はハーフ判のため全て縦位置。カメラを横に構えるという知恵がなかった。

JJはキャノンユーザー

| by JJ 2013年5月22日

大分市内に毎月138,000部戸別配布をさせて頂いております、情報誌 月刊ぷらざのスタッフ JJです。
実を言うと私はキャノンのカメラユーザーです。良くある最初に買ったカメラがキャノンで、レンズという資産を活かす為にずっと同じメーカーを続けているいう「御多分に洩れず」ユーザーですw

使用機種は・・・
CANON EOS 7D です。

CANON EOS 7D

CANON EOS 7D

仕事でサッカーやラグビーなどスポーツを撮る事もあるので、約8コマ/秒の連写とAPS-CサイズのCMOSを選びました。

と、簡単な自己紹介をさせて頂きましたが・・・、ネタが尽きると後で困るので最初の投稿はここら辺で終わりまーす!w